広告と販促【ギリギリの表現】安心販促術とは?

健康食品系の「わかさ生活」さんの 頭脳販売戦略 とでもいうべきアイデアを発見いたしましたので、ご報告いたします。

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取引先の待合室で見かけた新聞に、一面を使い大きく次のような広告が掲載されていました。

nano01
 

なになに??? 

「サプリメントを選ぶ新基準!」
高機能サプリメント!

商品に掲げられる表示は、JISマークや JASマークなどさまざまなものがありますね。最近では、特定保健用食品マーク(トクホ)の表示が注目されるようになりました。

tokuho

トクホのマークは、健康増進に役立つ成分が含まれており、安全性や有効性が科学的に検証されそれを「消費者庁に認められた商品」である証です。お茶などに多いですね。つまり、トクホのマークは、公的機関である「消費者庁」が許可をした食品のみが付けることを認められています。

また、ガムなどでは「歯に信頼マーク」が付いた食品もよく見かけます。こちらは「国際的組織トゥースフレンドリー協会」認定の表示になります。

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ところが・・・

先ほどの「わかさ生活」のマークは、よく見ると・・・

chirami    

当社独自のマークです!

・・となっています。

Σ(゚Д゚;) エッ!


 
一応、自社基準のマークであることが(小さく)明記されております。(^∇^)″

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なんとなく「公的な認定」を受けている商品のように誤認される可能性はあるでしょうが、特に禁止されていることではありません。
 

自社の中で独自の基準を設け、その基準をクリアした商品に、一種の差別化を意味するマークを付ることで、消費者に選んでもらいやすい商品を作ることができる。
 

このアイデアの応用例としては・・

「社内検定資格」を設け、合格者した従業員に、その企業内で定めた「○○士」という肩書を与え、名刺にその「○○士」と明記する。

すると、名刺を受取ったお客様は、あたかも公的資格に合格した人のように安心します。
(-_\)

業界団体風の組織を別につくり、その団体の会員であることをアピールする。例えば「日本○○販売連絡会 加盟4286」すると、お客様は、公の団体に加盟しているきちんとした企業という印象を受けます。
(^∇^)″

広告の隅に「広(認)18738」というような、意味不明の記号を掲載する。すると、あたかも、この広告が公の広告認定機関によって、審査を受け「認定を受けている広告」であるかのように、勝手に都合よく解釈してもらえます。

・・・以上、3つもすべて実際に利用されている恐ろしい経営の手口アイデアです。
(^∇^)″
 

楽しく学べる「表現の例」を解説した私の本の紹介ページをつくりました。
(音声サンプルあり)

kotoba

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