新商品開発!【スキマ商品の発見法】とチェックリスト
「スキマ的な分野」を発見する場合、ビジネスの要素を分解することでスキマ的な分野を発見しやすくなります。
各テーマごと「異業種の成功事例」と照らし合わせ、自身の手がける分野で利用されていない空白のサービスや知恵を探し出すようにします。
ビジネスの要素を分ければスキマが発見しやすくなる
例えば「ニッチな市場」を開拓する場合なら、ビジネスの要素を「人」 「場所」 「時間」 「商品」の要素に分け、さらにそれらを細かな要素に分けてみます。
つまり、細かく分け出すことで、これまでその業界で検討されたことのない「新しさ」や「変更すべき部分」を発見しやすくする分けです。
『お金をかけずにお金を稼ぐ【儲かる!ニッチ商売】気づきのネタ帳』より
このように、まず「経営の重要な要素」を細分化し、これに「異業種の成功事例」をあてはめることで、空白の商品やサービスを発見するわけです。
マトリックス表を用いた検討方法
各業界で、これまで検討されていない事柄を検討するに際しては、マトリックス表を用いて1つ1つチェックする方法があります。「ある」か「ない」かがはっきり分かる検討法です。
ここでは、マトリックスの使い方を、演歌の「ヒットしやすいタイトル」の見つけ方を例にお伝えいたします。( 作家 せきしろ氏のブログより )
ヒットしやすい定番の「主体」と「モノ」の組み合わせから、まだ使われたことのない組み合わせを発見するためのマトリックス表です。
「×」は、すでに利用されている組み合わせ
「○」は、まだ利用されていない組み合わせ
「△」は、類似のタイトルが存在する組み合わせ
商品開発の際「主体を変えて検討する」例
ニッチな分野を探すには、さまざまな検討個所がありますが、以下は、最も基本となる「人」の要素の中の「お客様」を検討し直す際のチェックリストの例です。
利用する人の立場を変えて商品を考えることで、これまで気づかなかった「求められる機能やサービス」に気づくことができます。
売り手の立場なら
商品の立場なら
全体の視点からなら
女性(男性)なら
高齢者なら
子供なら
体の不自由な人なら
○○症の人なら
学生なら
経営者なら
外国人なら
主婦なら
独身者なら
ニートなら
夜勤の人なら
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チェックリストは自分への問いかけのリストに他なりません。チェックリストが増えれば増えるほど、ヒラメキの切っ掛けを増やすことになります。
うっかりミスをなくすためにも、チックリストを作りスタッフと共有しましょう。チェックリストは単純でありんがら、物事を堅実に進めていくために大変役立つツールです。
大塚製薬の「子供用リポビタンD」の成功例
この商品の与えた影響は「子供」にも消費させることで、市場を広げた発想という意味だけでなく、これまで需要の少なかった女性を取り込むための企画でもありました。つまり「子供が飲むなら私も!」と女性の心理に間接的に訴える頭脳的な作戦だったのです!
要素を細分化し検討箇所を客観視できる状態にする