人の持つ「忘れる習性」をビジネスに取り入れる


「休眠口座」の預金総額、毎年800億円~900億円発生!

金融機関は、最後にお金を出し入れした日や、定期預金の最後の満期日から10年以上放置された預金のうち、預金者と連絡が取れないものなどを「休眠口座」に分類しています。

単に引き出しを忘れた小額の預金から、相続がらみの大金など、すべてをを合わせると、その額なんと!毎年800億円以上にもなるそうです。

人間には、大切なお金でさえ忘れるという習性があるのです。

この人間のもつ「忘れる習性」をビジネスに利用できないか考えてみましょう。

忘れるイメージ

切手や回数券などもそうですが、前払い式で購入させた場合、必ずといっていいほど未使用に終わるお客様が発生するものです。

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期限付きの割引回数券を発行すれば、割引をセールスポイントにした販売促進効果が生まれるだけでなく、割引率によってはトータルでプラスになる場合も多い。

3万円で商品を販売するより、商品価格を5万円にし「今なら2万円のキャッシュバック」という謳い文句で販売した方が、商品を高級品に見せられるばかりか、キャッシュバック期間内に、キャッシュバックの要求をしてこない購入者もでるという2つの利点をもたらすことができます。

「忘れる」という人間の習性のほか「面倒くさがる」という習性も類似の心理として覚えておくべきです。解除の手続きが面倒だという理由で、小額の支払いを毎月続けてしまうネットサービスの利用者心理などがそれにあたります。

アメリカのある企業では、返金保証期間を、それまでの「商品到着後10日以内」から「商品到着後1年以内」に変更したところ、注文数が増えたばかりか、予想外の結果として、返品してくる数も減少したということです。

某金融業者は、保証人にも3カ月に1度印鑑証明書を提出させる特約を結び、保証人がうっかり印鑑証明書を提出するのを忘れるや否や、契約違反を理由に不動産を取り上げる手口で荒稼ぎをしていました。

心をつかむサービスに、この「忘れる習性」を応用するなら、期限の切れた回数券などを提出したお客様に対しては「いつも利用していただいておりますので特別に~」という具合に、親切を提供するチャンスとして利用することができます。また、期限つきの回数券などを導入すれば、会員制のエステなどでは、期限が近づいていることを知らせるなど、コミュニケーションをとるキッカケとして利用する事もできます。
 


人の持つ「忘れる習性」をビジネスに使えないか検討する
 

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