集客に「AKB48」のファンづくり戦略のアイデア
アイドルグループ「AKB48」は、CD購入者に投票権を与え、
毎年メンバーの人気投票を「総選挙」という形で実施。
その白熱ぶりは、社会現象とまで呼ばれたほどであり、
彼女らを国民的アイドルグループにした演出法の1つとされています。
「お客様参加型」の企画は、お客様の積極性を作り出す
お客様に「発表の場」や「活躍の場」を与えることは、
お客様のもつ「社会的欲求」を満たす効果を与えます。
人間には、自身が脇役ではなく
「主役」として活躍できる場を求める心理があります。
つまり、お客様の「意見の発表の場」「存在の主張の場」「活躍の場」などの
提供を加えることで、お客様が自ら動き出す積極性をもたらす効果がでるのです。
妊婦さんや、赤ちゃんをもつお母さんを対象にした、いわゆる「赤ちゃん雑誌」では、出産後の読者の赤ちゃんの写真を掲載する企画を実施しています。多くのお母さんは、わが子が掲載された雑誌を親戚に配るため、複数購入する結果になるものです。類似の企画としては、ペット雑誌や趣味の雑誌などにも多くみられます。
「ユニクロの悪口言って100万円」・・・これは1995年、全国の新聞に、ユニクロが載せた伝説の広告です。クレームを言っただけで100万円がもらえるのかと、届いたクレームの総数は、なんと一万件。このお客様からの貴重なご意見をもとに、ユニクロは大幅なサービスの改善に役立てることができました。
大丸東京店では、唐揚げ店5店のランキングを投票でさせる「唐揚番付」の企画を実施。結局いずれの店舗も完売される大盛況の結果をもたらしました。
セミナーの集客力を高めるための方法として、当日の参加者が、他の参加者にメッセージを伝える事のできる「発表の時間」や「名刺交換の時間」を設けているものです。こうすることで「メッセージを伝えるための参加希望者」も集客できるわけです。
イベントの企画をする場合も、他の参加者にパンフレットを配布するためのテーブルを設置することを告知すれば、参加する判断材料の1つを加えることになります。
SNSなどの発達により、これまでの「広告を見せる」という視点に加え「お客様を巻き込む」という視点も大切になってきたということです。
クイズはそれ自体がお客様参加型です。販売における効果的なクイズの利用法を研究するべきです。
「お客様参加型の企画」を検討する